1985-03-08 第102回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
外洋母港などあってはならないことだ。津軽沿いのような外洋母港では、第一に、冬の季節風とそして濃霧で視野が悪い。第二に、潮流も激しい。第三に、津波や台風などの対策も考慮しなければならないなど危険が多く、原子力船「むつ」には不適と判断すると、外洋港計画そのものに否定的考えを明らかにしております。 この折原さんの場合には、初代船長としての、操船者としての一人の意見聴取の資格者であると私は思います。
外洋母港などあってはならないことだ。津軽沿いのような外洋母港では、第一に、冬の季節風とそして濃霧で視野が悪い。第二に、潮流も激しい。第三に、津波や台風などの対策も考慮しなければならないなど危険が多く、原子力船「むつ」には不適と判断すると、外洋港計画そのものに否定的考えを明らかにしております。 この折原さんの場合には、初代船長としての、操船者としての一人の意見聴取の資格者であると私は思います。
当時の模様が新聞にも報道されているわけでありますけれども、当時事業団の理事であり、「むつ」の初代船長であって、大湊にも数年間勤務して、この地元青森の事情にも非常に詳しい専門家の折原洋氏、この折原さんが、外洋母港などは論外で常識外だ、こういう発言をしている。
青森県知事がもしか外洋母港をつくるとした場合、これは五年ぐらいかかると言われているんですね、簡単にはできないと思うんです。その間どっか持っていって置いておかなきゃいけませんから、当然仮母港という形でいまのあれを使わざるを得ない。
○政府委員(石渡鷹雄君) 中川大臣からの提案の内容でございますが、外洋母港の建設を考えると。しかし、先生御指摘のように、数年の建設期間がかかるわけでございますから、その間大湊港に入港停泊させていただきたいと。また、その入港停泊に当たっての取り扱いについては、別途協議をさせていただくということで、それぞれ持ち帰って御検討をお願いしているところでございます。
母港問題で外洋母港というのを今度提案されたというふうに伺っているんですが、この外洋母港というのは湾内じゃなくて、外側の直接外洋に接触している部分に母港をつくるという提案をされたわけですね。
○説明員(井田勝久君) 外洋母港の候補地はまだ未定でございまして、地元とのお話し合いではむつ市の意向を尊重してほしいという御意見があったわけでございます。当庁としてはこの御意見を勘案しまして、今後地元と十分御相談しながら決めてまいりたい、このように考えているところでございます。
○石渡政府委員 そういうことも含めまして協議の内容になるわけでございますが、私どもの立場だけから申し上げますと、外洋母港の建設ということと、母港の機能回復ということは二重投資になりますので、その辺をどのように整理するかというのが大きな問題であると考えております。
○石渡政府委員 外洋母港の設置、そしてその間の入港、停泊という基本合意ができた段階で、それではその内容をどうするかということを相談させていただきたいということでございまして、まず一、二の点の合意が先決であると考えているわけでございます。
○石渡政府委員 外洋母港の建設には時間がかかるであろうということは常識的におわかり願えると思うのでございます。したがいまして、その間入港、停泊をお認めいただきたいというのは、これは一体のものだと考えております。